5.4 ソースコード腐敗の兆候

クラス図

C5_4

クラス図の説明

ソースコード腐敗の兆候

クラス図を見てください。Employeeインタフェースを実装したTeacherクラスとStaffクラスがあります。

このクラス図からもTeacherクラスとStaffクラスには「不必要な繰り返し」が現れていることが予測されます。つまり、クラス名と一部の返却値が違うだけで同じソースコードだという事です。

では、どの様に解決するのでしょうか。オブジェクト指向では抽象化という考え方があります。

具象クラスとインタフェースの間に抽象クラスを導入することにより「不必要な繰り返し」を排除することができます。