3.5 ソフトウェア設計の問題点

ソフトウェアの機能外要求のSupportability（サポートのしやすさ）はコーディングにおいて十分に考慮しなければなりません。

演習3-1の三つの解答はどれが良いのでしょうか。

ソフトウェアの要求は変更されることが常識です。しかし、変更に伴い徐々にソフトウェアの設計が狂い始めます。

設計の問題点として

1. 硬さ：設計変更が困難
2. もろさ：設計が壊れやすい
3. 移植性のなさ：設計の再利用が困難
4. 扱いにくさ：正しい設計をするのが困難
5. 不必要な複雑さ：行きすぎた設計
6. 不必要な繰り返し：コピー＆ペ・[スト
7. 不透明さ：整然としない表現

があります。

このことから演習3-1の三つの解答を、上記の問題点をどのように解決しているのか（今後の変更に対応できるのか）を分析する必要があります。