2.2 オブジェクト指向分析

C2_2

図の説明

オブジェクト指向分析

オブジェクト指向分析はシステム(ソフトウェアを含む)に求められている要求の分析、つまりシステムが行うことを定義することです。

ソフトウェア要求には

  • 機能的要求
  • 機能外要求
  • 設計上の制約(例:RDBの使用)

があります。

システムを分析する場合、この機能的要求に囚われがちです。しかし、機能的要求だけではプロトタイプの開発で終了することになります。システムを運用する場合には機能外要求を満たす必要があります。

機能外要求には

  • Usability(使いやすさ)
  • Reliability(信頼性)
  • Performance(性能)
  • Supportability(サポートのしやすさ)

があります。

プロトタイプ

システムの機能要求を満たすための試作品をプロトタイプと言います。

ユースケース図

機能的要求を記述するためのUMLです。

プロトタイピング型

ソフトウェア開発プロセスとしてプロトタイピング型(イテラティブ(iterative)型に含まれる)があります。

これは早期にプロトタイプの開発を行い,逐次改善を行う開発プロセスです。

ソフトウェアの信頼性の指標

ソフトウェアの信頼性の指標としてRASISがあります。

  • 信頼性(Reliablity)
  • 可用性(Availavility)
  • 保守性(Serviceability)
  • 保全性(Integrity)
  • 安全性(Security)